風が強く吹いている
[sugiyama]
LIFEの杉山
三浦しをん著の「風が強く吹いている」は最近映画化もされた有名な小説ですが個人的には映画のほうは尺が短く描ききれない部分があり、断然活字のほうが面白かったです。まぁこれは活字を映画化する上では大抵しようがないことだと思います。で、どんなお話かといえば、経験浅はかな人の多い駄目チームが箱根駅伝に出場しようと奮闘する青春小説です。僕はマラソンや駅伝なるものを最初から最後まで観たことがなく、昔は休日に長々とテレビ放映されているのを観ている家族を横見しては退屈なものを観ているな、と思っていました。しかし本作を読んで箱根駅伝に興味がわきました。知っておられる方からすると当たり前のことだろうと思いますが、10人で走る箱根駅伝は予選ではまだリレー形式にたすきを繋いで走らないんですね。予選では10人のそれぞれの総合タイムで出場チームが決せられる。ここがこの小説のミソで、最後は10人で箱根に挑むことになるのですが最後の最後まで登場人物達がたすきを繋いで走るという感動的なシーンが温存される訳です。
今までの個性豊かな10人のドラマが最高のかたちでラストに集約されていきます。そして走っている時には孤独なので10人それぞれの思いが順番に描かれていきます。仲間が待つ場所にたすきを渡す為に走り続ける行為はとてもシンプルで感動的に思いました。もうすぐお正月です。
僕もあらためてそのドラマを観てみたいと思います。

posted at 2009/12/22 23:43:34
lastupdate at 2011/01/31 12:35:23
【修正】





